ボーナスは企業で違いがある

正社員として仕事をする魅力の一つにボーナスがあります。給与とは別に支給されるため、支給月が近づくと気分が上がる人も少なくないでしょう。
しかし実はボーナスの支給は義務ではありません。企業によって支給額、さらには支給の有無さえ異なります。そのためボーナスに魅力を感じて正社員を目指しているのであれば、一度ボーナスについて詳しく知る必要があるでしょう。

支給額は基本給の何ヶ月分、基本給の何%と定めている給与連動型と、会社全体の業績や個人の成績などで支給額が変動する業績連動型のどちらかで決められることが一般的。どちらにしても、会社の業績が悪ければ支給額が減少したり、支給がなくなったりすることがあるため、会社の業績を高められるように貢献していくことが大切です。
また大企業、中小企業でも支給額が変わり、大企業のボーナスは約70万円前後と言われています。大企業にもなると収益も多くなるため、還元率も高いのです。対して中小企業は約30万円程度。ボーナスを支給しない企業も40%ほど存在しています。
そのほか、ボーナスの支給額は職業によっても違っており、企画・管理系やエンジニア系はボーナスが高い傾向にあります。多くのボーナスがほしいなら、このような職業への転職を考えてみましょう。

支給されると嬉しいボーナスですが、もともとボーナスがない企業にもメリットはあります。その一つが給与が安定していること。ボーナスの支給は業績に影響されるため、不況のときは大幅に支給額が減るというデメリットがあります。しかしボーナスがない企業の場合はそれがありません。
またそもそもボーナスがない企業では、ボーナスがない分、毎月の給与を高めに設定している企業が多いのです。そのため年収を見れば、もともとボーナスがないことはそこまで大きなデメリットとはいえないでしょう。